特別能力検定インフォメーション
2010年10月04日 特別能力検定・第1回暗号検定の解答例・解説を公表しました。2010年10月04日 特別能力検定・第1回暗号検定の合格者を発表しました。
2010年10月04日 特別能力検定・第1回暗号検定の正解を公開しました。
2010年09月27日 解答の受付を締切ました。
2010年09月24日 暗号4を公開しました。
第1回「暗号検定」 ~受検料・認定料ともに無料~
【第1回「暗号検定」合格者発表!】
合格者の「受検者ID番号」を以下のページに公表しています。
合格者「受検者ID番号」
第1回暗号検定の結果データを以下のページに掲載しています。
第1回暗号検定結果データ
| 【問】 | 次の暗号を解読し、隠された「言葉」が何か、 そしてその根拠(その「言葉」を解読するに至った方法・理由)について 120字以内で答えなさい。 |
| 暗号1(難易度:特A) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 三呂四千七呂六千二耳六千十以
【鍵】 ![]() 【正解】 「知的財産」(チテキザイサン) *「チテキサイサン」も正解としました。
【解答例】 百人一首は「定家の暗号」という「歌織物」説に基づき、その配列の横に「漢数字」、縦に「いろは」を振る。例えば、「三呂」は横の3番目、縦の2番目を指す。その歌番号を拾うと「17、19、7、11、2、11、48」となるので、それを五十音順にあてはめた。 【解説】 「鍵」で示されているのは百人一首の絵札の一枚であり、絵は鎌倉初期の公人で歌人の「藤原定家」である。定家はこの百人一首のまさに選者であり、このことから、この絵のみで「百人一首」そのものがこの暗号と深い関わりがあるということが示唆されている。 藤原定家は、当時の最高の歌人の一人であるが、不可思議なことにこの百人一首には明らかに駄作と思われるもの(例えば、後鳥羽院の歌には優れた歌が多いにも関わらずその中でも凡庸のものが選ばれている、という指摘が様々な人からされている)が選出されており、それゆえなぜこの数多くある歌の中から、この百の歌を選んだのかは古くから一つの「謎」とされている。 この点、実は百人一首そのものが「藤原定家が残した『暗号』ではないか。」という議論があり、その暗号の解読の仕方としていくつかの説が提唱されている。 その中に林直道博士が提唱されている「歌織物」説というものがある。この説は、要約すれば、「百人一首を縦10首、横10首の四角形の形に「ある順序」(歌番号の順ではない)で並べた場合に隣り合わせになる歌同士が、上下にも左右にも、何らかの「共通語」(例えば、「天の山」等)を持つようになり、その「共通語」に基づいて「絵」を描くと後鳥羽上皇に縁の深い水無瀬の里の「景色」が浮かび上がる」、とする説である。 そもそも暗号というものはある特定の「変換ルール」に基づいて変換して暗号化するものに過ぎず、その「ルール」というのは暗号化した者と解読する者とが相互に理解できるものであればよく、その変換ルールの「内容」の「真偽」は全く問題とならない。したがって、この説の主張が正しいか正しくないかはこの「暗号」を解く上では検討の必要がない。 そこで、暗号1では、この「歌織物」説に基づく「配列」を「変換ルール」と決定して暗号を生成した。 解読前の作業として、「歌織物」説に基づき、縦横10首に並べられた右上から横に「漢数字」を振り、右上から縦に「いろはにほへとちりぬ」(漢字で「以呂波・・・」*「金光明最勝王経音義」参照)を振る。
この前作業を踏まえて、暗号1を解読する。 まず、暗号1は二つずつ漢字が組合されており、その二つで配列の「位置」を示している。例えば、「三呂」(さん、ろ)は横3番目、縦2番目を指し、「歌織物」説によればこの位置には、歌番号(百人一首にはそれぞれの歌に歌番号が振られている)で17番目の歌が来る。同様に、「四千」には19番目の歌が来て以下、同様に変換すると、それぞれ対応する歌番号が「17、19、7、11、2、11、48」となる。これを五十音順にあてはめると、「ち、て、き、さ、い、さ、ん」となる。 したがって、正解は、「ちてきさいさん」、すなわち意味のある言葉としては、「知的財産」(ちてきざいさん)となる。 |
| 暗号2(難易度:A) | ||||||||
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【正解】 「知的財産」(チテキザイサン) *「チテキサイサン」も正解としました。
【解答例】 百人一首にはそれぞれの歌に歌番号が振られている。暗号2で示されている絵札の歌番号は、それぞれ「17、19、7、11、2、11、48」となる。五十音順を歌番号の順で、例えば、歌番号1=あ、歌番号2=い、と順に対応させると、「ちてきさいさん」となる。 |
| 暗号3(難易度:B) |
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| 98725848551552971215073
【鍵】 「算盤の書」 【正解】 「知的財産」(チテキザイサン) *「チテキサイサン」も正解としました。
【解答例】 「算盤の書」は数学者のフィボナッチが著した書で、フィボナッチ数列(「隣り合う2つの数を加えると、次の数に等しくなる数字の列」)で著名である。この0,1,1,2,3,5,8・・・の順にそれぞれ五十音を対応させた。なお、イタリックは濁音を表す。 |
| 暗号4(難易度:C) |
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| 17/19/7//11/2/11/48
【鍵】 「換字式暗号」 【正解】 「知的財産」(チテキザイサン) *「チテキサイサン」も正解としました。
【解答例】 「換字式暗号」は文字を一定のルールで変換した暗号である。暗号4の/で区切られた数字をそれぞれ五十音順に対応させ、例えば、1=あ、2=い・・とすると、「ち、て、き、さ、い、さ、ん」となる。なお、//は濁音を表すと考えられる。 |
第1回「暗号検定」の実施について
人間には、他者から承認されたいという基本的欲求があります。既に一定の知識や能力を持っている人にとっては、能力を測定・認定する検定制度はその基本的欲求を満たす役割があります。他方、これからある分野の知識・能力を身に付けようと考えている人にとっても、検定「合格」という明確な目標を設定することにより、継続的な学習のモチベーションの維持に利用できます。つまり、「検定制度」というのは「自己実現」のための有用なツールとして活用できるのです。
当協会が創設した「特別能力検定」制度が、日本に存在する各種の能力検定制度一般の持つこのような価値や意義を広く知らしめ、自己実現のツールとしての利用促進に貢献できればと考えています。
「特別能力検定」は、人間の持つ「特別」な能力を正式に測定・認定する検定試験であり、今後、様々な能力についての試験を行います。
最初の「特別能力検定」として、「暗号解読能力」を測定・認定する「暗号検定」を実施します。合格者は、当協会が正式に認定し、認定証(希望により合格証書)を発行します。
「暗号」は、紀元前から存在し、人間の英知の結集ともいえるものです。その解読には極めて知的レベルが高く洞察力に優れた「特別」な能力を持った人が携わるのが一般です。
そこで様々な人間の能力のうちでも、広く一般の人に馴染みがある「暗号」の解読能力という「特別」な能力についての検定を「特別能力検定制度」創設時の初回として行うこととしました。
| 【知的財産教育協会リリース】2010/9/13 人間の「特別」な能力を測定・認定する「特別能力検定制度」を創設 第1回「暗号検定」を無料で実施(9月16日) ~推理小説や映画で定番の“暗号”を早く・正確に解く特別な力を測定~ |
第1回「暗号検定」実施要領
| 検定試験の内容 | |||||||
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| 試験形式 | 4つの暗号(最初の暗号1が最も難易度が高く、暗号2~4の順に暗号の難易度が下がっていきます)及びその暗号を解く鍵が、次の日程で順次公開されます。 4つの暗号に隠された「言葉」は全て共通です。暗号を解読して、1つの「言葉」と、その根拠(その「言葉」を解読するに至った方法・理由)について120字以内で答えてください。
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| 合否判定基準 | 暗号の解読能力としては、「時間的により早く解ける」ことが能力として高いと判定します。そこで、先に正解とその根拠を正しく解答した者順に上位の級を次の通り認定します。
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| 受検手数料 | 無料 | ||||||
| 受検要項 | |||||||
| 受検資格 | 本Webサイト(PCサイト)の所定のフォームから解答を送信できる方であれば、どなたでも受検できます。 ※メール、電話、郵送、FAX等での解答はできません。予めご了承ください。 |
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| 受検方法 (解答方法) |
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| 出題時期 | 2010年9月16日(木)12時~2010年9月24日(金)12時 | ||||||
| 解答期間 | 2010年9月16日(木)12時~2010年9月27日(月)12時 | ||||||
| 結果通知 | 2010年10月4日(月) 特級、1級、2級に合格された方には、合格通知メールを送信します。
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| 認定証 | 合格者には、認定証(PDF)を無料で発行し、メール送信します。
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| 合格証書 | 合格者は、希望する場合、申請により、合格証書の交付を受けることができます(交付手数料:3,150円)。合格証書の交付申請方法は、合格通知メールにてご案内します。
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| 合格者公表 | 本ホームページ上で、合格者の「受検者ID番号」を公表します。 | ||||||











