VUCAの時代へ突入した今、これからの企業戦略に唯一の正解はないと言われています。そのような中、企業は、幅広く自社の未来の可能性を探索し、トライアンドエラーを重ねながら新しい価値創造に向けて進んでいます。そこでは、知財部門もＩＰランドスケープを駆使し、これに貢献することが期待されています。
一方で、このような経営課題に対して、「デザイン経営」という形でデザインの力を使って挑戦する企業も出てきています。
デザインと聞くと、デザイン部門にしかできない特殊なスキルのように感じるかもしれません。しかし、そうではありません。「広義のデザインの力」は誰でも身に着けられる力であり、知財人材も「広義のデザインの力」を使いこなすことで、さらに企業の未来に貢献できるようになるのです。
本セミナーでは、知財活動におけるデザインの力の活用をすることのメリットやスキルの身に着け方について気づきを得ていただきたいと思います。

今回のセミナーでは、まず、デザインは何か、デザイン思考とは何かを、UIUXデザイン、サービスデザインを専門にする内藤さんから解説していただきます。
次に、2023年4月に知財功労賞を受賞した株式会社ニデックにおける知財部門の活動とデザイン思考の関係について、発明発掘やIPL等での事例を交えて、知的財産課　課長の石井さんに紹介いただきます。
そして、デザインを学ぶ場としてのDXDキャンプ講座の概要を紹介すると共に、同講座を受講した石井さんから、知財パーソンがデザインを学ぶ意義について語っていただきます。

１．オープニング
２．広義のデザイン＋デザイン思考のミニレクチャー
３．取組事例紹介（ニデックにおける知財部門の活動とデザイン思考の関係）
４．DXDキャンプ講座の紹介