
昨年に引き続き、中小企業の知財経営の推進を支援する目的のもと、広島県発明協会と知的財産教育協会の共催によるWebセミナーを開催いたします。
昨年のセミナーはこちら
セミナー概要
開催日 | 2022年1月7日(金)12:00~13:30 |
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開催方法 | オンライン(zoomウェビナー) |
参加費 | 無料 |
申込締切 | 2022年1月5日(水) |
ねらい | これまでも中小企業における知的財産を重視した経営の重要性が叫ばれてきましたが、第4次産業革命の進展や新型コロナウイルスの感染拡大による中小企業を取り巻く事業環境の大きな変化の中、ますますその重要性が増してきています。 本セミナーでは、テンパール工業における知財マネジメントに加え、知財に関する人材育成及び人材活用の実態をご紹介いただきます。ある一人の女性事務担当者がなぜ知財に興味を持ち、どのようにして知財部門になくてはならない存在になったのか。どのようにして開発部門の若手に知財に興味を持ってもらい、その能力向上に寄与しているのかなどをディスカッションの中で明らかにしていきます。 また、知的財産管理技能検定の制度を説明することに加え、なぜ組織全体の知財力を高めることが必要なのか、検定はどのように知財力UPに貢献するのか。そして、実際にその検定を活用している企業はどのように活用し、どのような成果につなげているのかを紹介します。 加えて、中国経済産業局が2022年1月から開催を予定している3級対策講座(無料・オンライン)についてもご案内します。 |
対象者 |
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プログラム |
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登壇者
鎌田 武 氏(かまだ たけし)
テンパール工業株式会社 技術本部 開発部 知財担当課長
一級知的財産管理技能士(特許専門業務),高校教諭専修免許状(理科)
1996年広島大学 大学院理学研究科 物性学を修了後、テンパール工業に入社。ブレーカや分電盤など新事業の開発に携わりながら知財担当、部内庶務などを務める。中小企業では、開発や渉外業務のほか、人生相談などあらゆることに携わることが必要で、なんでも屋。
週末は「またカレー!?」と言われながら夕飯作りを担う。現在アート思考に注目中。
吉岡 美由紀 氏(よしおか みゆき)
テンパール工業株式会社 技術本部 開発部 知財担当
二級知的財産管理技能士(管理業務)
前職は、某カーディーラーで営業として勤務。2018年から、テンパール工業に勤務。入社時に「知財のこと分からなくても大丈夫」と言われたが、維持年金管理に携わるうちに興味がわき、3級、続けて2級と知的財産管理技能士を取得。知的財産管理技能士検定が近付くと、営業経験を活かし、受験者を勧誘しているとの噂があるとかないとか・・・。
現在、商標を中心に知財業務に奮闘中。
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ほか開発部若手メンバー
近藤 泰祐(こんどう たいすけ)
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長
価値デザイン経営ワーキング委員(内閣府)、知財創造教育推進コンソーシアム検討委員(内閣府)、知的財産Web動画セミナー事業制作審査委員会委員(中国経済産業局)、経営デザイン分科会代表幹事(日本知財学会)
1994年 岡山大学法学部卒業/2020年 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA)
1996年大手通信教育企業に入社。2003年より、知的財産教育協会の設立、民間検定である知的財産検定の創設に参画。副事務局長、事務局長と歴任し、2008年の国家検定(知的財産管理技能検定)への移行に携わる。国家検定への移行後は、現職として、検定試験の普及・運営、知的財産管理技能士会の運営、知的財産アナリスト認定講座等の人材育成事業を担当。
<ゲスト>
牧野 翼 氏(まきの つばさ)
I経済産業省 中国経済産業局 地域経済部 産業技術連携課 知的財産室
平成25年に特許庁に入庁。特許出願等を受け付ける窓口業務を経験した後に独立行政法人工業所有権情報・研修館(通称:INPIT)に出向し、知財総合支援窓口の管理・運営業務に携わる。令和2年7月から中国経済産業局地域経済部産業技術連携課知的財産室に着任し、知的財産を学ぶ動画サイト「もうけの花道」の普及啓発や地域中小企業への知財支援を行っている。
竹本 和広 氏(たけもと かずひろ)
たかおIPワークス代表
⼀級知的財産管理技能⼠(特許専⾨業務)、AIPE認定知的財産アナリスト。⾦沢⼯業⼤学院客員教授(「交渉学」担当)、産業能率⼤学兼任教員(「知的財産管理」担当)他。精密機器メーカに⼊社以来22年に亘って、知的財産部⾨で特許出願および権利化、⾃他社の評価、発明の発掘、特許調査ならびに若⼿技術者向け知財教育などに携わる。2011年に知的財産マネジメントとコンサルティグを⾏う事業を起業。⼤学、企業、公益団体等で開催される知的財産管理技能検定セミナー講師を務めるともに、検定受験のための⾃主勉強会も主宰する。
登壇者の所属企業における知的財産管理技能検定の活用
<テンパール工業株式会社>
知的財産管理技能士の取得を会社推奨資格として設定し、褒賞対象としている。特に知財担当は二級知財技能士(管理業務)の取得を推奨している。
開発部では検定のパンフレットを掲示したり三角コーンのように立て、若手ネットワークにより、検定が近くなると「今回どんな?」と受検の声がけが習慣化されている。
また、ISO9001の運用のなかで、設計能力指標のひとつとして知財項目を挙げ、その力量評価項目に検定の取得状態を記載し,認証審査時の客観的な力量として活用している。